いまどきに言えば「ルームシェア」の話。
こんなんでくくれるほど、内容は甘くないんだけれど、
あえて「ルームシェア」の話。
男女が2LDKの家で共同生活。
そこには、それぞれの色々な物語が詰まっていて、
章ごとに、「わたし」「ぼく」の立ち位置が変更。
簡単に言うと、語り手が変更する。
大学生、恋愛に埋没する女の子、個性派女子、
しっかりもののサラリーマン。
そこに侵入者が加わって・・・。
現代のある意味ステレオタイプな登場人物達は、
なんか愛くるしく、ほほえましい人たちで、
共感しながら、楽しみながら、ルームシェアに対する憧れを持つ人も
いるかもしれないそんな中で、毎日が過ぎていく・・。
最後にたどりつくまでは。
本当に、吉田修一はなぜパークライフで芥川賞なのかと
思ってしまう。
読みやすい題材、共感しやすいテーマ、そしておもしろいと
爽快に思ってしまうようなエピソードと、魅力的な登場人物。
それで、こんな・・・・。
という訳で、吉田修一ではこれが一番